平成26年9月25日 企画総務委員会

◆委員(井上ノエミ君) 
 墨田区にも非正規滞在の外国人がいます。工場で働いている人もいるようですが、日本人のやりたがらない仕事をしています。日本で生まれた子どもがいる人もいます。日本は働く人が少なくなっていますから、外国人の労働者に頼らなくてはなりません。だから、私はこの陳情に賛成します。

◆委員(井上ノエミ君) 
 墨田区は戦争で多くの犠牲者を出しました。それだけに墨田区民は世界の平和を願っています。集団的自衛権は、アメリカと一緒に戦争に参加することを認めることになります。だから、私はこの陳情に賛成します。

◆委員(井上ノエミ君) 
 4月からの消費税増税によって景気が悪くなっています。アメリカのニューヨークの経済学者であるポール・クルーグマンは、消費税率を来年10%に引き上げると日本はまたデフレに戻ると言っています。そして国民の生活が大変になります。したがって、私はこの陳情に賛成します。

◆委員(井上ノエミ君) 
 今、多くの派遣労働者が安い給料で働いています。労働者派遣法の見直しは、派遣労働者を増やして、多くの労働者が正規労働につく機会をなくします。このままでは正社員と派遣社員の差が広がって、格差が広がります。労働者を守るルールが必要だと思いますので、この陳情に賛成します。

◆委員(井上ノエミ君) 
 両国公会堂跡地の活用事業候補者の選定について伺います。
 はじめに刀剣博物館についてですが、墨田区は国際観光都市を目指しています。この博物館に多くの外国人観光客が訪問すると思います。したがって、外国人観光客が楽しめる博物館にしていただきたいと思います。
 まず、多言語の表示を充実していただきたい。多言語でのパンフレットも準備していただきたいと思います。また、無料Wi-Fi設備も是非入れていただきたいと思います。現在の刀剣博物館より多くの外国人が来ると思います。是非この点を協会に伝えていただきたいと思いますが、この点についてプレゼンテーションのときに議論されているのかお伺いします。
◎政策担当課長(岩瀬均君) 
 多言語表示や多言語でのパンフレットの作成については、現在も行っているところですけれども、さらなる充実について刀剣保存協会から提案が出ております。Wi-Fiにつきましては、これまでの提案の中では出ておりませんけれども、要望が多くあることと、外国人観光客を多く誘引するという観点から、前向きに検討したいという話が出ております。

◆委員(井上ノエミ君) 
 この博物館の中のショップについてお伺いします。
 付帯施設としてミュージアムショップはあるのでしょうか。あるならば、是非墨田区の工芸品を販売していただきたいと思います。また、墨田区の職人の技術を利用していろいろなギフト製品も考えていただきたいと思います。民間の団体ではありますが、区のさまざまな事業に協力していただくことが選定条件になると思います。この点に関して、是非協会と相談していただきたいと思いますが、今まで何かお話しされているのか、お伺いします。
◎政策担当課長(岩瀬均君) 
 ミュージアムショップは既に計画の中に入っておりまして、刀剣保存協会からは「是非墨田区の職人による実演や工芸品の販売も積極的に行っていきたい」、という回答をプレゼンテーションの際にもいただいております。そういう意味では、ただいまの井上委員からの提案につきましては、選定委員会の際にもPRされ、選定条件にもなっているところでございます。

◆委員(井上ノエミ君) 
 この施設は旧安田庭園内の施設になるわけです。旧安田庭園では、夏には浴衣ツアーなどのイベントが開催されます。これらのイベントにも是非協力していただきたいと思います。この点に関して刀剣保存協会にはご理解いただいているのでしょうか。
◎政策担当課長(岩瀬均君) 
 刀剣保存協会にその点について話をさせていただきましたところ、是非協力させていただきたいという回答をいただいております。

◆委員(井上ノエミ君) 
 この施設をつくるために墨田区として土地を貸すことになります。それ以外に区として周辺整備のためにお金を出すことはないのでしょうか。
◎政策担当課長(岩瀬均君) 
 基本計画事業として旧安田庭園再整備事業がございます。しかし、両国公会堂の計画が決定しておりませんでしたので、基本的にはストップしている状況でございます。したがいまして、刀剣博物館の事業計画が整って施設設置工事が行われる際には、区の独自事業として旧安田庭園の一部改修を実施いたしますが、区からの刀剣博物館への建設補助などについては一切考えておりません。

◆委員(井上ノエミ君) 
 入館料についてですが、幾らぐらいになるのでしょうか。墨田区民に対しては特別な配慮が必要です。外国の美術館では地域住民の入館料を無料にする日があります。この点について何か配慮はされていますか。例えば、区民が誕生日に健康保険証などを持っていけば無料で入館できる、是非そのようなことを考えていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。
◎政策担当課長(岩瀬均君) 
 入館料についてですが、プレゼンテーションの際の計画では、入館料の値上げが提案されております。例えば、ただいまの施設ですと一般が600円ですけれども、それが1,000円になる。また、学生が300円から500円へと値上げする計画が出されております。この値上げの理由につきましては選定委員会でも質問が出ておりまして、基本的に他の博物館と同程度の入館料としたいということです。これはどういうことかといいますと、博物館自体の価値を上げたいということです。現博物館は公開承認施設となっていませんが、今回新たに計画している博物館は公開承認施設となれるよう、施設のグレードを上げて設備を整え、展示内容を充実するという観点から値上げを考えているということでございます。
 また、入館料無料のサービスについては計画に出ておりませんけれども、今回、井上委員から提案がございましたので、刀剣保存協会には伝えたいと考えております。